イリディオ東ティモール大使が衛藤征士郎議員を表敬訪問して東ティモールの状況を説明した (16/09/2020)

2020年9月16日に、東ティモール民主共和国のイリディオ・シメネス・ダ・コスタ特命全権大使とヌノ・アルバレス ・モニズ・マルケス・アルベス参事官が、長谷川祐弘グローバルガバナンス推進委員会長とともに衛藤征士郎衆議院議員を表敬訪問した。11月に開催が予定されている東京平和構築フォーラムにシャナナ・グスマン元東ティモール大統領が参加する予定になっていたものの、新型コロナウイルスの影響で来日を断念せざるを得ず、Zoomでの参加になってしまったことを伝えることが訪問の目的であった。イリディオ大使が「彼(グスマン)は参加したいという意志を示しましたが、残念ながらコロナウイルスのため、来ることが出来なくなってしまいました。もしもコロナウイルスの収束後にまたご招待していただけるのでしたらぜひ日本に来て参加したいと申しております。」と話し、衛藤議員も「グスマン氏が参加できないことはとても残念なことですが、ビデオ参加でお会いすることを楽しみにしています。」と述べた。

また、衛藤議員が「本日は菅新政権誕生の日であり、そのような日にお越しくださったことは非常にインパクトがありますね。」と述べると、イリディオ大使は新政権誕生の祝意を述べた上で「安倍前首相が東ティモールにしてくれたことを、東ティモールの人たちは覚えています。しかし東ティモールはまだ小さく貧しい国で、日本のような大国の支援が必要です。」と述べ、そこからは東ティモールの発展について意見交換が行われた。

まずは衛藤議員が日本と東ティモールの姉妹都市協定について尋ねると、イリディオ大使は「日本には姉妹都市協定を結んでいるのがまだ一つしかなく、増やすにあたって衛藤議員のお力添えを願いたい」と述べたため、衛藤議員は東ティモール議連の代表である中谷元議員に働きかけるように提案した。

その後、イリディオ大使と長谷川氏が東ティモールの現状について述べた。東ティモールは建国以来JICAの支援を受けており、JICAによって建設されたインフラや灌漑などの設備は、現在の東ティモールの人々の生活を支えているという。しかし、未だ技術力が充分でなく、ベトナムからのコメの輸入に頼っている。また、近年東ティモールは領海やEEZに他国からの侵入を受けており、違法操業に苦しんでいる。これをきちんと取り締まることができれば、豊富な資源をもとに国民の生活水準を上げることができる。気候変動による新たな問題も出現している。森林破壊が進んでおり、森林の再生も課題となっている。

議論が盛り上がる中で、衛藤議員が留学生について尋ねた。イリディオ大使によると、現在日本で留学をしている東ティモールの学生は37人だという。これは、韓国より少し多く、中国の400人には遠く及ばない数字である。これを受け長谷川氏が「東ティモールの学生は日本語も勉強していたりするので、日本に来ている東ティモールの留学生が、学問を修めた後に日本企業で数年間働ける仕組みを整えたらどうでしょう。韓国はそのようなことを国ベースで推進しています。インドネシア人と似ていますので、インドネシアからの労働者が最近増えていることを考えると可能ではないかと思います。」と提案し、衛藤議員はこれに新型コロナウイルスの収束後を前提として賛同した。

最後に再び、イリディオ大使が日本政府による継続的な支援を申し入れ、面会は和やかに終了した。(渡邉優紀)

右から長谷川祐弘氏、渡邉優紀、衛藤征士郎議員、イリディオ・ダ・コスタ大使、ヌノ・アルベス 参事官

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